多くのブログサイトを見ていると、トレーディングシステムを用いたアラートを有料で配信している人が多い。
販売できるレベルのシステムならば私なら決して誰にも言わないが、販売する方が儲かるのだろうか。確かに1000人から月5000円もらえれば、月500万円だから大きい金額ではある。
が、儲かるシステムがあるなら500万円も大した金額でもないように思う。
どのシステムも確率的に勝率の高い方法を採用していることと思う。RSI,MACD、移動平均、それらを使えば、50数%には勝率を持って行けると思う。
なお、60%超というのは本当に難しい。
ただ単に売り・買いの通知だけだと、正直意味がないと思う。いつに利食いをし、損切をするのかでリスク・リワード比が決まり、そこで初めてシステムとして機能する。
前にも書いたが、期待利益が重要であって、利益と損失の額が重要になってくる。
宝くじでは、1等の当選金額は数億円だが、確率は極めて低い。よって期待利益はマイナス。よって、常に開催側が儲けられる仕組みになっている。
博打もそうで、勝率と掛け金・儲け金から計算される期待利益が胴元に有利になっているので、数を重ねるごとに胴元が儲かる仕組みになっている。
トレーディングでは、宝くじや博打と違い、胴元は存在しない。たまに、ユダヤ云々言っている人がいるが、かなりの妄想癖としかいいようがない。
そして、トレーディングのいいところは、損切と利確をこちら側でコントロールできるので、期待利益をある程度コントロールできることにある。
ウォーレンバフェットは、徹底した分析と超割安の状態で買うことによって勝率と損・利益をうまくコントロールしている。ソロスは、損切が異常に早いことで知られる。これによって期待利益を増大させている。
私も含め凡人は、最初に損切と利確の金額を調整して期待利益がプラスになる方法を考えた方がいい。最初に勝率を上げることを重視するのだが、これは間違っている。もちろん、期待利益を考慮した勝率を意識しているのなら問題はないのだが。
バイナリーオプションなんかで投資額に対して2倍程度のリターンがある商品であれば期待利益は高い。このような商品に投資する場合、単に勝率を上げる方法をひたすら考えればいい。
一方で先物やFXでは損切りは裁量に任せられてしまうので、上のようなことを考えなければならない。
書くことがたくさんあるが、今日はここまでということで。
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