このブログは、主に確率的アプローチとマクロ情報を用いて、より高い確率でトレーディングにより利益を得るための情報発信を目的としています。
私、whitenicebigは、世界中の先物・商品・通貨を対象にトレーディングをしています。取引手法としてはチャートの動きに着目して上昇・下落の確率を見ながらポジションを取る方法のみを行っています。
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2012年2月6日月曜日

投資は確率論のゲーム

このように考えてゲームをしている人が何人いるだろう。
恐らく相当少ないのではないだろうか。
トレーディングは、自分が採用する方法の勝率と期待利益・損失で決まるゲーム。
勝った・負けただけを議論している人は、この域に達していないと思う。
個人的には、1回のトレーディングに勝った・負けたというよりも期待利益と損失のコントロールの方が数段重要だと思っている。このことを理解している人は、このテーマはくだらないと感じるかもしれない。

例をあげるとわかりやすい。
A)70%の勝率を誇るシステム:期待利益は+20円、期待損失はー40円。
B)勝率50%のサル。リスクマネジメント部隊がサポート:期待利益は20円、期待損失は-10円。

A)の期待損益= 70%×20円+30%×(-40円)=+2円

B)の期待損益= 50%×20円+50%×(-10円)=+5円

サルがトレーディングをしても、70%の勝率を誇るシステムに勝ってしまう。サルでもリスクマネジメントができていれば、富を蓄積できるという不思議な結果になっている。

掲示板なんかでよく見かけるのは、勝ち負けを気にするAタイプのトレーダー。トレーディングに慣れてくると勝率よりも期待損益を上げることを重視するようになると思う。
勝率ばかりを気にすることの問題は、自分の勝率を重んずるようになると損切の判断がおろそかになる点。少なくとも当初の私はそうだった。

勝率を考える際には、期待損益を加味して慎重に検討すべきである。当たり前だが。


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