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私、whitenicebigは、世界中の先物・商品・通貨を対象にトレーディングをしています。取引手法としてはチャートの動きに着目して上昇・下落の確率を見ながらポジションを取る方法のみを行っています。
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2012年1月27日金曜日

ボリンジャーバンドと日経



昨日は、ブログを書く気になれなかった。
yahoo掲示板と違って、文章を書くような印象が強くて精神的なノリで書けなくなってしまう。
最近は、家賃の滞納が多く、取り立てが結構大変である。基本は管理会社に任せておくのだが、それではどうしようもならない状況に陥ることがあり、家主が干渉することになる。
今日はそのことを書くのではなかった。別の機会に書こう。

今日はボリンジャーバンドについて書きたい。
多分一気にかけないし、性格も気まぐれなので断続的になる。
書きたいことは死ぬほどあるのだが、ゆっくりと更新していこう。
出来の悪いブログである。

ボリンジャーバンドについては、ジョン・A・ボリンジャー「ボリンジャーバンド入門」が詳しい。
書評はそのうち書きます。


最近の日経は非常に強い動きで、実質的に数日間連騰している形になっている。
日足ではボリンジャーバンドの2シグマに沿って上昇しており、いわゆるバンドウォークを作っている。
バンドウォークは日経225の日足では年に2,3回くらいしか見られないものである。
ボリンジャーバンドは、株価の移動平均に対して、過去の株価のボラティリティ(多くは、2×標準偏差)のバンドを持たせて株価の位置を評価するものである。シグマは標準偏差であり、これを用いることで確率的表現が可能になる。移動平均を基準に±1シグマには68%の確率で収まり、2シグマには95%の確率で収まるということを意味する。

さて、ボリンジャーバンドは、一般的には株価がどの確率の位置にあるかを評価するために用いる。例えば+2シグマの位置に株価があるのであれば、過去の動きから考えて確率的に5%の確率の位置にあると言える。このような場合、5%ゾーンで推移するのは確率的に困難だろうと思えば、移動平均の方に回帰すると考えて売りに入れるというような使われ方である。5%ゾーンに入った時の市場のマインドを見て、売りをいれることで確率に基づくトレードが可能になる。

もう一つは、トレンドの形成を見極める方法として利用するというもの。
株でも為替でも、ボラティリティは大きくなったり小さくなったりを繰り返している。ポイントはボラティリティが小さくなるときであり、この状態が一定時間継続すると、一定方向に株価が大きく動く。このときボリンジャーバンドを拡大させるように動き、+2シグマのバンドを伝うように動く。これがバンドウォークであり、一定期間その方向にトレンドが働く。バンドが小さくなるまで待って、バンドウォークが始まったらその方向に乗る方法は、トレンドフォロワーが好む方法である。が、日経ではその機会が少ないので難しいかもしれない。1時間足では頻繁にこのような状態がみられるが失速も早いのでデイトレーダー向きの方法かもしれない。日足では年に数回であるので、利益率の観点から難しいかもしれない(兼業トレーダーならいいかもしれないが、私は取引は一つの仕事と思っているので兼業は全く薦められない)。FXでは、非常に効果的な方法である。今もドル円が1時間足でバンドウォークをしている。。よくFXで修行を積んでから株をすることを薦める人がいるが、FXではトレンドフォローが重要でこれを学ぶと日経でも勝率が高くなるという点で、個人的にいい考えだと思っている。

このバンドが大きくなったり小さくなったりする現象は、ほぼすべての資産価格について起こると思っていい。資産価格どころかすべての物にあてはまっているように思う。例えば、トヨタの売上高にもうまく当てはまる。2000年~2009年くらいまでの売上高はバンドウォークをしており、かつボラティリティが縮小していたが一気に売り上げが減少し、バンドが拡張した。

今回の日経は、その年に数回しかない日足でのバンドウォークが確認されたということである。12月末~1月中旬までものすごい小さい値動きをしていたのでバンドが縮小しており、今回の大きな上昇になったということである。市場のマグマが爆発した感じだろう。

バンドウォークの面白いところは、その間はトレンドを形成し、その後は大きく逆の方向に動くことである。下のチャートは日経225の日足であるが、バンドウォークの後、大きく逆方向に反転していることがわかる。これは、確率5%ラインを数日間、継続して上昇するために非常に強力な買いエネルギーを使っていることに関係すると思われる。エネルギーがなくなるので一気に逆方向へのドライブが働く。逆方向に動くときにはバンドが拡張しきっているので、逆に動くボラティリティも高くなっている。そのため反動は大きくなる。
私は、バンドウォークが起こると逆にポジションを入れていくのが好きだ。トレンドは短期でとって大きくは逆張りしていく。

今回も日経は大きく下落するだろう。

Chart forNIKKEI 225 (^N225)

NIKKEI 225 (^N225)

-Osaka
Prev Close:8,849.47
Open:8,851.02
Day's Range:8,810.89 - 8,886.02
52wk Range:8,135.79 - 10,891.60
Quotes delayed, except where indicated otherwise. Currency in JPY.



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