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2012年1月12日木曜日

日経は上昇余地をうしなったかもしれない

札幌に出張に行っていて先ほど帰宅。
この間、日経はほとんど動かなかったようで。
アメリカや欧州は高値圏に近づいているのは間違いないのだろうが、日経は全く連動していない様子。
どのプレイヤーも日経はショートでヘッジ対象にしているのかもしれないな。
東証のオリンパスに対する判断は、日本株を買うのを辞めろと言っているに等しい。
粉飾した企業を上場廃止にするのは、一見厳しく思うかもしれないが、ほかの企業がこのようなことを絶対にしないというために必要な措置である。厳しいペナルティーがあるからこそ、投資家に対して正しい財務内容を公表するという規律が企業サイドに働くのである。
今回の判断は、東証の恣意的判断によるものだが、これにより、債務超過は逃れるレベルであればかなりの粉飾でも1000万円の罰金で許されるということになってしまう。
投資家は投資の意思決定ができなくなってしまうのである。投資家は財務内容に嘘があるかもしれないので今の株価が適正なのかの判断ができなくなってしまう。結果、買い手は明らかに減少するし、売りの方が有利になると考えるのが妥当だろう。
今日はアメリカが上昇して始まったので過去の流れでいえばある程度の上昇が見込めたが、外人は880万株のネット売りで入っていった。公的やもしかしたら日銀が支えた格好になっているのだろう。

日足のテクニカル的には買い。しかしながら、東証のこのような判断は外人が最も嫌うタイプのもので外人の本格的な買いは当面難しいかもしれない。
普通に考えて、こういうオリンパスのような問題が起これば、株価は下落するので、日本株に対しては売り目線で考えるのが賢い投資家の投資行動になってしまう。

日本株が低迷しているのは政治要因もあるが、取引所、企業の要因も相当大きい。日記ではしばらくこのネタが続きそうだ。

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