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2012年1月31日火曜日

今日の動きをどのように見るのか

日経は今のところ上昇している。アメリカが最後でほぼ戻したので、その分きちんと修正されたと見るのも妥当であるし、テクニカル的にも戻りが示唆されているので何ら普通の動きである。

大きく上昇した場合には、まだ買い余力が残っているので一気に落ちるというケースは少ないように思う。買い損ねて押し目買を狙っている投資家もいるという前提に立てば、一回目の下落の後の上昇というのは自然に思える。テクニカルトレーダーは、各テクニカル指標が大きくプラスに向いた時には、上昇圏でテクニカル指標がマイナスになるので、また指標が上昇するとみて、一気に下落に向くという判断はせず、一旦戻してから、下落していくと判断する(少なくとも私はそうする)。

多くの投資家が惑わされるのは今日みたいな展開である。
この展開が数日続くと、下落はやはりないと考えて楽観的になるのである。
経済新聞やアナリストなどが楽観を煽る。
そして、例えば、現在でいえば欧州問題に関する若干のポジティブニュースばかり注目して、問題が過ぎ去ったと評価して買いを入れる。
このとき、すでに確率的なトレーディングではなく、既存の皆が知っているニュースの一面をとらえた希望・感情によるトレーディングに脳がシフトしていることになる。皆が知っているニュースには材料はないことくらい考えれば理解できるのだが。主に個人投資家の7割くらいがこのような動きをすると思う(掲示板やブログで知る限り)。株価は上昇するものと洗脳されており、楽観になりやすい層でもある。

売りを入れている人も、頭が混乱してすぐに手じまってしまう。これは正しい判断である。
自分の想定を超えた動きになったり、市場の動きが理解できなくなったらすぐに撤退することは非常に賢明であるから。これは2割くらいの方。

賢明は投資家はいくつかの時間足のボリンジャーバンドでの位置、オシレーター指標などを見ながら株価の動きの波動を計算する。例えば8時間足を見ていると、単にボリンジャーバンドー2シグマで反転した別に普通に想定できる動きである。これは全体の1割位の投資行動だろう。

そして、経済新聞やら個人投資家やらアナリストが楽観になっているので下落すると、サプライズのように扱われる。単にテクニカルでの動きにすぎないのだが。

これは後日に書くが、株価の動きを煽っているのはヘッジファンドではない。
楽観な個人投資家とそのレベルでのマスメディアである。ヘッジファンドは冷静に取引をしている。
感情的になって相場を大きく攪乱させているのは多くの場合、前者であることを忘れてはいけないのである。楽観の人が損を被った時に火病を起こしたかのように騒ぐ一面にすぎない。
最初から売りに入れていた人からすると当然の結果ということになる。




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