日経ヴェリタス、WBSで人口知能を用いたトレーディングについて紹介されていた。
人口知能というより、WEB上にある株式関連ブログのブロガーが用いている言葉を抽出し、市場のセンチメントを評価して売り買いの判断をするものだという。
過去の統計分析をもとに勝率が高いというデータが得られているのだろうが、個人的にはほとんど意味がないだろうなと思う。
そこまでしなくても、よくはずす素人ブロガー20サイトを読んでその逆のポジションをとる。
もしくは、勝率が50%以上のブロガーの20サイトを読んでそのポジションをとる。
これで十分である。ブログというのは実に便利である。まあ、ポジションを事前に公表しているブロガーが何人いるかという問題はあるのだが。。自分のブログもそのように使われると大変であるが。
もう一つは、勝率が高くても、マネーマネージメントの方が非常に重要だということ。
実際に勝率は高くても損をしているトレーダーは多いのではないか。
少しづつ勝ちを積み上げても、一気に損失を出してしまうケースである。
これは、損切をできないというマネーマネージメントの欠陥から生じるもので、投資の成否に非常に大きな影響を与える。
勝率にこだわっている人というのは、実は大したトレーダーではなく、マネーマネージメントが非常にうまいトレーダーが長期的に安定的なパフォーマンスを達成することが多いと思う。
マネーマネージメントは我欲を抑制するプロセスであり、非常に難しい。毎日、意識して取りかかっても数年は身に着けるのに時間を要するものだろう。
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