移動平均に回帰して上下に動くというのが実際の値動きである。
仮に上昇しつづけたとした場合でも、移動平均と株価は将来的に同値となる。その後、下落があれば移動平均線より実際の株価は下回る。株価が移動平均線に回帰するのか、移動平均が株価に収束するのか、そのことはどうでもよく、ほとんど全ての資産価格は移動平均に対して上下した動きになる。すべてについて分析したわけではないが、経験的にそうなっているし、そうならないと変である(株価が一方向の動きをしても株価=移動平均になるのだから)。
ラリー・ウィリアムズは移動平均を用いることについて否定的であるが、私はそうは思わない。
移動平均を用いる際には、株価が移動平均の方に収束しているのか、移動平均が株価に収束しているのかをきちんと見分けることが重要である。後者の場合、一方向のトレンドが出ていることにより起こるものでこの時には移動平均だけでは、相場の局面を見誤るかもしれない。前者の場合というのは、主にボックスに近い動きをしている状態であって移動平均を株価がクロスした段階で売買を出すという方法の勝率は高いように思う。
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