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2012年10月11日木曜日

相場から離れて市場を見る

単純に考えることは非常に重要といつも思っている。
日経に投資をするのであれば、日本が成長するのかどうなのか単純に考えてそれに従えばいい。
私は、アメリカは企業の新陳代謝が激しく、研究開発も盛んで、移民を受け入れているから高齢化問題もなく、チャレンジャーも多いという点で、アメリカには何ら悲観的な観測は持っていない。
一方、日本ではアメリカにある条件をほとんど満たしていないので、成長は非常に限られるとみているので売りというスタンスを崩していない。

NHKで生活保護の問題について触れているので今日はこれについて書いてみたい。
私は不動産会社を経営しているので地方都市の生活保護受給者の生活環境をよく理解している。
ある地方都市では、2万円でも鉄筋コンクリートの比較的広い部屋を借りることができるが、生保の家賃支給額は4万円位なので、生保は新築のアパートや比較的立派なマンションに住んでいる。2万円台の部屋は空室だらけである。生保の入居者は非常に重宝されているし、部屋を選びたい放題である。
さて、生活保護の受給が多い高齢者。地方都市では高齢者住宅が盛んに建設されているが、何とも家賃は生活保護の人の支給家賃に合わせてある建物が非常に多い。生活保護を貰っていない老人は非常に品疎なアパートに住んでいる。生活保護を貰う高齢者はほとんど医療費の負担を軽減させたいという人である。

1人の軽い介護を必要としている高齢者に1か月、どのくらい政府が支援しているかご存知だろうか。
・生活保護は地域にもよるが地方都市であれば1か月11万円くらい(家賃も含んでいる)。
・介護保険の支給額は要介護2でだいたい月20万円くらい。
・医療費はご存じのとおり無料で個人差も大きいが月20万円くらい。
計50万位国が支払っているのである。

介護の必要な生保の老人を1人養うのに月50万円をかけている現状。
今後高齢化が本格化するので、恐らくこの国はデフォルトする。

単純に考えてこの国には投資できない。円高というファクターがなくても日本の企業の多くはシンガポールなどに本社を移転させていくと思う。日本に投資をすることは非常に難しいのである。


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