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2012年7月9日月曜日

市場はランダムなのか

市場の動きはランダムなのか。そうではないのか。
投資をしている以上、市場の動きはランダムとは考えたくない。
市場の動きがランダムなら、証券会社にスプレッドを支払っている以上、長期的に勝てることはないからである。
実際に、有名な投資家は資産の構築に成功しているのでどうもランダムではないと思いたいところであるが、ポールソンのようにリーマンショックの時は大勝したものの、その後は負けている著名投資家も多い。

市場の動きがランダムなのかどうかをテストするにはどうしたらいいのだろうか。
コンピュータ技術が発達しているし、株価データも十分に存在するのでコンピュータを使ってテストしてみるといい。

さて、検証するにはどういう方法がいいのか。最初に思いつくのは、さいころを振って投資をして一定の等しい値幅で利確、損切りし、またランダムに投資を行ってこれを繰り返す。数千回テストして平均利益が0円に近ければ、ランダムと言ってもいいだろう。
これについて2011年のユーロ円の1分足で実験をしてみたことがある。さいころを振って買い、売りのどちらかにポジションをとり、0.1円の利益で利確、-0.1円で損切りする。そしてポジションを解消したらさいころを振って、同じことを繰り返す。これを1年行う。コンピュータで行っているので、これを数千回繰り返してみる。数千通りの投資ゲームの結果を見てみた。

結果。
平均はほぼ0に近くなる。スプレッドを支払っているので、適当にやっていては勝てないということになる。

それでは、次の実験。利確と損切の幅をずらしたらどうなるのか。上の例で0.1円で利確、-0.1円で損切していたものを例えば、0.08円で利確、-0.1円で損切というふうにずらしたらどうなるのか。
もし市場の動きがランダムなのであれば、このようにしても利益の平均は0になるはずである。なぜなら、0.08円で利確する分、利確できる回数は増えるものの利益は減るので本当にランダムであれば、利確と損切の値幅を変化させても、それだけでは勝てないという結果にならないと変なのである。

結果。
今回はここまで。



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