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2012年9月30日日曜日

売りと買いの方向は本当に重要なのか

意味不明なテーマに見えるかもしれない。
しかし、デイトレードみたいなものを長年しているとこの問題にぶち当たると思う。
長期投資の人にとってこのテーマは成立しない。というのもどのタイミングで買うのかが非常に重要であるから。しかしながら、デイトレーダーは株なり為替なりのボラティリティを取りに行っているので、売りも買いも同じくらい行うだろう。
デイトレーダー向けの情報サイトなどでは、投資の方向性を重視しているものが多いが、長年私が経験してきた感覚では、正直投資の方向性というのはそれほど重要ではないと考えている。
いつ損切し、いつ利確するのかの方が、投資の方向性よりもはるかに重要だと思う。
株や為替の動きが短期的に完全にランダムで時間当たりの上昇幅も下落幅もほぼ一緒であるならば、スプレッドや手数料を考えるとデイトレードには勝つことができない。ゆえに、投資の方向性は重要ということも言えなくはない。しかし、このような状態では、株や為替はランダムに動くのだから投資の回数を重ねた結果、勝率は5割になり、やはり手数料なんかを考えると利益が得られないということになる。
一方、ランダムではなく、また上昇幅と下落幅に差があるような状態では、投資の方向性は一定の意味をもつが、同様に先に書いた利確・損切りの幅の調整も大きな意味をもつ。

方向性を予測することに重きを置きすぎるばかりに、利確・損切りの幅の調整をおろそかにするとほぼデイトレードのゲームでは勝てない。むしろ、投資の方向性を予測することよりも利確・損切りの幅の調整を厳密にして、ずっと買いなりずっと売りなりの意思決定を継続している方がリターンが得られると思う。

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